面接のお礼メールは送る?病院・クリニック向けの書き方と例文(見本)

公開 2026年11月1日・最終更新 2026年11月1日

結論:面接のお礼メールは必須ではありません。送るなら、面接の当日か翌日の診療時間内に、①面接のお礼、②面接で印象に残ったこと、③働きたい気持ち、を短く書きます。結果の催促はしません。メールのやり取りで応募した場合や、面接で伝え忘れたこと・頼まれた書類があるときは、送っておくと用件も一緒に伝えられます。

面接のお礼メールは必要?

ノートパソコンでメールを書く

面接のあとにお礼を送らなければならない決まりはありません。厚生労働省は、採用選考は応募者の適性・能力に基づいた基準で行うことを基本的な考え方としています[1]。お礼メールの有無で合否が決まると考える必要はありません。

一方で、ハローワークの公開資料には、面接を受けたら時間をとってもらったお礼として、その日のうちにお礼状を書いて送るよう勧めるものがあります。お礼に加えて、働きたい気持ちや熱意を書くのもよいとしています[2][3]。お礼は、面接の時間をとってもらったことへの礼儀として送るものと考えると、書く内容も決めやすくなります。

送る・送らないはどう決める?

迷ったときは、次のように考えると決めやすくなります。

  • 送るとよい場面 — メールで応募・日程調整をしてきた/面接で伝え忘れたことがある/追加の書類や資格証の写しを頼まれた/見学と面接を同じ日にしてもらった
  • 送らなくてもよい場面 — 面接で「お礼の連絡は不要です」と言われた/連絡手段が電話や応募フォームだけで、メールアドレスが分からない
  • 無理に探さない — 採用ページに載っていないメールアドレスを、ほかのページから探して送ることはしません

メールを送らない場合も、面接の最後に「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」と直接伝えていれば、礼儀としては十分です。

いつ送る?

時計と送信前のスマホ

ハローワークの資料にあるとおり、当日中が目安です[2]。夜の面接だった場合などは、翌日の午前中でも構いません。

  • 診療時間内に届くようにする — 病院・クリニックは診療時間中が忙しく、夜間や休診日に届いたメールは翌診療日にまとめて読まれることがあります。深夜・早朝に送るより、予約送信などで翌診療日の始業後に届くようにすると落ち着いて読んでもらえます
  • 休診日を確かめる — 採用ページやホームページの診療時間の表で、休診日を確認しておきます
  • 遅れたら無理に送らない — 数日たってしまったら、お礼だけのメールは送らず、次の連絡の機会に一言添える方法もあります

件名と本文はどう書く?

医療機関には、患者さんや業者からも多くのメールが届きます。件名だけで「誰が・何の用件か」が分かるようにします。

  • 件名 — 「本日の面接のお礼(看護師・氏名)」「○月○日 面接のお礼(医療事務・氏名)」など。日程調整のメールへの返信で送る場合は「Re:」を残しても構いません
  • 宛名 — 「○○クリニック ○○様」。担当者名が分からなければ「採用ご担当者様」。病院は部署名(「看護部」「総務課」など)も添えます
  • 本文の順番 — ①名乗り(いつ、何の職種で面接を受けたか) → ②お礼 → ③面接で印象に残ったこと(1〜2文) → ④働きたい気持ち → ⑤結び(「ご返信には及びません」)
  • 長さ — スマートフォンの画面でスクロールせずに読める程度(本文10行前後)が目安です
  • 署名 — 氏名・電話番号・メールアドレス

件名の付け方や、応募のときのメールの基本はクリニック・病院へ直接応募するときのメールと同じです。

職種別の例文(書き方の見本)

看護師の場合

件名:本日の面接のお礼(看護師・氏名)

○○病院 看護部 ○○様

本日、看護師の採用面接をしていただきました○○です。
お忙しい中、お時間をいただき、ありがとうございました。

外来と病棟の連携や、新しく入職した看護師への教え方について詳しく伺い、
貴院で働くイメージがよりはっきりしました。
これまでの病棟での経験を生かし、貴院の一員として貢献したいと考えております。

ご返信には及びません。今後ともよろしくお願いいたします。

氏名:
電話番号:
メールアドレス:

医療事務・受付の場合

件名:○月○日 面接のお礼(医療事務・氏名)

○○クリニック 採用ご担当者様

本日、医療事務(受付)のパート募集で面接をしていただきました○○です。
診療時間中にもかかわらず、お時間をいただき、ありがとうございました。

受付から会計までの流れを伺い、患者さんを待たせない工夫を大切にされていることが分かりました。
接客の経験を生かし、受付で丁寧に対応できるよう努めたいと考えております。

面接でお伝えしたとおり、勤務は月・水・金曜日の午前を希望しております。
ご返信には及びません。どうぞよろしくお願いいたします。

氏名:
電話番号:
メールアドレス:

医師の場合(面談・見学のあと)

件名:本日の面談のお礼(○○科医師・氏名)

○○クリニック 院長 ○○先生

本日、面談と外来の見学の機会をいただきました○○科医師の○○です。
診療の合間にお時間をとっていただき、ありがとうございました。

再診の予約枠の組み方や、看護師の皆さんとの役割分担を伺い、
貴院の診療に加わるイメージを持つことができました。
勤務日数と開始時期については、ご提示いただく条件を拝見したうえで検討いたします。

ご返信には及びません。今後ともよろしくお願いいたします。

氏名:
電話番号:
メールアドレス:

以上の例文は、書き方を示すための見本です。印象に残ったことは、面接で実際に聞いた話から1つだけ選んで書くと、型どおりの文面になりにくくなります。

見学後のお礼とどう違う?

職場見学のお礼は、「見学させてもらったことへのお礼」と「応募するか・検討するか」を伝えるものです。面接のお礼は、すでに選考が始まっている中で送るので、次の点が違います。

  • 結果の催促をしない — 「いつ結果が出ますか」とは書きません。結果の連絡予定は面接の場で聞いておきます
  • 条件の交渉をしない — 勤務条件の希望は、面接で伝えた内容の確認にとどめます。新しい希望を追加したい場合は、お礼とは別に相談します
  • 同じ日に見学と面接をした場合 — お礼は1通にまとめます

見学の申し込み方と見学後のお礼の例文は、病院・クリニックの職場見学の申し込み方にまとめています。

送る前に確かめることは?

  • 医療機関名・部署名・担当者名の漢字が正しいか(「医院」「クリニック」「病院」の違いも含めて)
  • 「貴院」(病院・クリニック)、「貴法人」(法人あて)の使い分け
  • 複数の応募先に同じ文面を送っていないか(宛名の差し替え忘れに注意)
  • 添付ファイルは、頼まれたもの以外は付けない
  • 面接で話していない経歴や条件を、新しく書き足していないか

結果の連絡予定日を過ぎても連絡がない場合は、「○日の面接の結果について伺いたく、ご連絡いたしました」と短く問い合わせます。内定のあとで辞退する場合の連絡は、内定辞退の連絡のしかたを参考にしてください。

次の応募先を探すときは、採用直行便の医療機関名で探すや地域の一覧から、病院・クリニックの公式採用ページを直接開けます。直接応募の流れは直接応募ガイドにまとめています。

参考資料(確認日 2026年10月24日)

  1. 厚生労働省「公正な採用選考の基本」 ページ
  2. ハローワーク資料「添え状・お礼状を書くときのポイント」(大阪労働局ホームページ掲載) PDF
  3. ハローワーク資料(応募書類の準備、お礼状のポイントを含む。鹿児島労働局ホームページ掲載) PDF

よくある質問

面接のお礼メールを送らないと不利になりますか?

送らないことで不利になると決まっているわけではありません。厚生労働省は、採用選考は応募者の適性・能力に基づいた基準で行うことを基本としています。お礼メールは、面接の時間をとってもらったことへの礼儀として送るもので、送るかどうかは自分で決めて構いません。

お礼メールは逆効果になることがありますか?

長すぎる文面、誤字や宛名の間違い、選考結果の催促と受け取られる書き方は、かえって印象を下げるおそれがあります。送るなら、お礼と短い感想・意欲だけを、読みやすい長さで書きます。

お礼メールに返信が来ません。

お礼メールは返信を求めるものではないので、返信がなくても問題ありません。本文に「ご返信には及びません」と一言添えておくと、相手の負担も減らせます。選考結果の連絡予定日を過ぎても連絡がないときは、別に問い合わせます。

病院の担当者からお礼メールに返信が来たら、また返すべきですか?

返信の内容が挨拶だけなら、こちらから重ねて返さなくても構いません。質問や日程の連絡が含まれていたら、件名の「Re:」を残したまま、必要なことに答えて返信します。

オンライン面接のあとも送りますか?

考え方は対面と同じです。接続や日程の調整でお世話になった場合は、その一言を添えると丁寧です。

次の職場は、公式採用ページから直接応募

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