職場見学の申し込みメール・電話の例文|看護師・病院・クリニック
職場見学は申し込んでもいい?

病院・クリニックの採用ページには、「見学歓迎」「見学のみも可」などの案内が書かれていることがあります。案内があれば、その方法で申し込みます。
案内がない場合も、見学を問い合わせること自体は失礼ではありません。ただし、受け入れるかどうか、見学を応募の前にするか後にするか、見学の時間帯などは医療機関ごとに違います。断られたり、面接と同じ日にと提案されたりすることもあるので、相手の都合に合わせます。
看護職の場合、都道府県のナースセンターでも施設見学などの支援を行っています[1]。公式採用ページから直接申し込む方法と、どちらを使っても構いません。
メールで申し込むときの書き方は?
件名で用件が分かるようにし、本文は短くまとめます。希望日時は、相手が選びやすいように2〜3つ挙げます。
以下は書き方の見本です。自分の状況と応募先の採用ページの内容に合わせて書き換えてください。
件名:職場見学のお願い(看護師・氏名) ○○クリニック 採用ご担当者様 はじめまして。看護師の○○と申します。 貴院ホームページの採用ページを拝見し、看護師の募集への応募を考えております。 応募の前に、実際の職場の様子を拝見したく、見学をお願いできないかと思いご連絡いたしました。 現在、○○科の外来で○年勤務しております。 ご都合がよろしければ、次のいずれかの日時で伺えます。 ・○月○日(○)○時〜○時 ・○月○日(○)○時以降 ・○月○日(○)終日 上記以外でも、ご指定いただければ調整いたします。 お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。 氏名: 電話番号:(平日○時以降は出やすいです) メールアドレス:
医療事務や医師の場合も、最初の名乗りと経歴の1文を自分の職種に置き換えれば同じ形で使えます。
電話で申し込むときは何を話す?
採用ページに電話の窓口が書かれている場合や、メールの案内がない場合は電話で申し込みます。医療機関の電話は患者さんからの連絡にも使われるため、診療が始まった直後や終わる間際など、混みやすい時間を避けると落ち着いて話せます。採用ページに受付時間が書かれていれば、その時間にかけます。
手元にメモとカレンダー(予定の分かるもの)を用意してからかけます。
【電話の話し方の見本】 「お忙しいところ失礼いたします。私、看護師の○○と申します。 貴院のホームページの採用ページを拝見し、看護師の募集の件でお電話いたしました。 採用のご担当の方はいらっしゃいますでしょうか。」 (担当者に代わったら) 「看護師の○○と申します。応募を考えておりまして、 その前に職場を見学させていただくことは可能でしょうか。」 (日時が決まったら) 「○月○日○時に伺います。当日は、どちらにお伺いすればよろしいでしょうか。 持ち物や服装で気をつけることがあれば教えてください。 本日はありがとうございました。失礼いたします。」
決まった日時・集合場所・担当者名は、電話を切る前に復唱して確かめます。担当者が不在のときは、かけ直す時間を聞きます。
当日の服装と持ち物は?

医療機関から指定があれば、それに従います。指定がない場合の目安は次のとおりです。
- 服装 — 清潔感のある落ち着いた服装(スーツやオフィスカジュアル)。院内を歩くので、音の出にくい歩きやすい靴
- 身だしなみ — 髪はまとめる、爪は短く、香水は控える。患者さんのいる場所を通ることを意識します
- 持ち物 — 筆記用具とメモ帳、見学の案内メール(日時・場所・担当者名が分かるもの)、マスク、上履きを求められた場合は上履き
- 履歴書 — 求められていなければ不要です。見学のあとに応募することになった場合に備え、指示があれば持参します
到着は約束の5〜10分前を目安にします。受付では「○時から職場見学のお約束をいただいている○○です」と伝えます。診療中の受付は患者さんの対応が優先なので、少し待つこともあります。
見学中は、患者さんの顔やカルテ、画面を見ないように気をつけます。写真や動画は撮らず、患者さんの話題を外で話さないことも、医療機関を見学するときの基本的な配慮です。
見学では何を見ておけばいい?

見学で分かることは、採用ページの文章だけでは分からない「働く場面の様子」です。何を重視するかは人によって違うので、自分の優先順位に合わせて見ます。
- 動線と広さ — 受付・診察室・処置室・検査室の位置、スタッフの動きやすさ
- スタッフどうしのやり取り — 声のかけ方、忙しい時間の役割分担
- 患者さんへの接し方 — 受付や待合での声かけ、説明の仕方
- 使っている機器 — 電子カルテやレセプトコンピュータ(レセコン:診療報酬の請求に使うシステム)、検査機器など、経験があるものかどうか
- 休憩や更衣の場所 — 休憩室・更衣室・ロッカーがあるか(案内される範囲で)
- 通勤 — 実際の駅からの道のり、自転車や車の場合の置き場
見学の時間帯によって、混み具合や雰囲気は変わります。1回の見学で分かることには限りがあるので、気になったことは質問の時間に確かめます。
見学で質問しておきたいことは?
質問の時間があれば、採用ページに書かれていないことや、働き方に関わることを確かめます。メモを用意しておくと聞き漏れが減ります。
- 1日の流れ(始業前の準備、昼休み、終業後の片付け)
- 担当する業務の範囲(看護師なら処置・検査介助、医療事務なら受付・会計・レセプトなど)
- 入職後の教え方(担当の先輩がつくか、マニュアルがあるか)
- 勤務時間・休日・夜勤や当番の回数、急な休みのときの対応
- 応募の方法と、選考の流れ
見学や面接で聞いた条件は、内定後に受け取る労働条件通知書(または労働契約書)で、書面として確かめます。使用者は労働契約を結ぶときに労働条件を明示する義務があり、賃金や労働時間などは原則として書面で示されます(労働基準法第15条、同法施行規則第5条)[2]。
見学のお礼はどう伝える?
見学のあとは、当日か翌日までにお礼を伝えると丁寧です。メールで申し込んだ場合はメールで、電話で申し込んだ場合も、メールアドレスが分かればメールで構いません。
件名:職場見学のお礼(氏名) ○○クリニック ○○様 本日、職場見学をさせていただいた看護師の○○です。 お忙しい中、時間を取っていただき、ありがとうございました。 受付から処置室までの流れや、スタッフの皆さまが声をかけ合って患者さんに対応されている様子を拝見し、 貴院で働くイメージを持つことができました。 (応募する場合) ぜひ応募させていただきたく、履歴書をお送りする方法についてご指示いただけますと幸いです。 (検討する場合) いただいたお話をもとに検討し、○日までにご連絡いたします。 今後ともよろしくお願いいたします。 氏名: 電話番号: メールアドレス:
見学のあとに応募しないと決めた場合も、お礼とあわせて「検討の結果、今回は応募を見送らせていただきます」と短く伝えます。理由を詳しく書く必要はありません。
見学先はどう探す?
採用直行便では、地図や最寄り駅から、病院・クリニックの公式採用ページを探せます。見学の案内があるか、募集しているか、条件はどうかは、各医療機関の採用ページで直接確かめてください。直接応募全体の進め方は看護師の直接応募ガイドにまとめています。
参考資料(確認日 2026年10月22日)
よくある質問
職場見学は応募の前に申し込んでもいいですか?
採用ページに見学の案内があれば、案内に従って申し込みます。案内がない場合も「応募を考えているので、可能であれば見学させていただけますか」と問い合わせて構いません。受け入れるかどうか、応募の前か後かは医療機関によって違います。
見学を申し込んだら、必ず応募しないといけませんか?
見学は職場を知るための機会で、見学したら必ず応募しなければならない決まりはありません。見学のあとに応募しないと決めた場合は、お礼とあわせて、今回は応募を見送ることを早めに伝えると丁寧です。
見学の服装はスーツでないとだめですか?
医療機関から「私服で」などの指定があればそれに従います。指定がなければ、清潔感のある落ち着いた服装(スーツやオフィスカジュアル)が無難です。院内を歩くので、音の出にくい歩きやすい靴を選びます。
見学で給与や休みのことを聞いてもいいですか?
聞いて構いません。勤務時間・休日・夜勤や当番の回数など、働き方に関わることは確かめておきたい点です。聞き方は「勤務時間や休日について、確認させていただいてもよろしいでしょうか」のように前置きすると角が立ちにくくなります。最終的な条件は、内定後に受け取る労働条件通知書などの書面で確かめます。
次の職場は、公式採用ページから直接応募
採用直行便は、全国の病院・クリニックが自ら公開している公式採用ページを、市区町村・診療科・最寄り駅から探せる無料のサイトです。会員登録は要りません。紹介会社を通さずに応募すると、採用する医療機関に紹介手数料の負担がかかりません。
この記事は一般的な情報提供です。制度・料金・サービス内容は変わることがあります。手続きや申し込みの前に、必ず各機関・各社の公式情報をご確認ください。