クリニック・病院への応募メールの書き方|件名・本文・添付と職種別の例文

公開 2026年10月23日・最終更新 2026年10月23日

結論:公式採用ページから直接応募するメールは、件名に「職種・応募・氏名」、本文は「あいさつ → どこで募集を知ったか → 簡単な経歴 → 応募したい旨 → 連絡先」の順に、短く書きます。添付書類は採用ページの指定に従い、指定がなければ送り方を確認します。メールの前に、採用ページに書かれた応募方法(フォーム・メール・電話)を必ず確かめてください。

応募の前に採用ページで確認することは?

カフェでスマートフォンを見る手元

病院・クリニックの採用ページには、応募方法が書かれていることが多くあります。メールを書く前に、次の点を確かめます。

  • 応募の方法 — 応募フォーム、メール、電話、郵送のどれか。複数ある場合は、どれを優先してほしいか
  • 宛先 — 採用担当のメールアドレス、担当部署(看護部、事務部、医局など)、担当者名
  • 必要な書類 — 履歴書・職務経歴書のほか、免許証の写しなどの指定があるか。最初のメールに添付するのか、面接時に持参するのか
  • 件名や記載事項の指定 — 「件名に職種名を入れてください」などの指定
  • 情報の時点 — 募集の記載がいつ時点のものか。古い場合は、応募の前に募集しているかを問い合わせても構いません

採用直行便では、医療機関名や地域から病院・クリニックの公式採用ページを探せます。募集の有無や条件は、必ず各医療機関の採用ページで確かめてください。

件名はどう書けばいい?

医療機関には、患者さんからの問い合わせや業者からの連絡など、多くのメールが届きます。件名だけで「誰が・何の用件か」が分かるようにします。

  • 例:「看護師の応募について(氏名)」
  • 例:「医療事務(受付)パートへの応募(氏名)」
  • 例:「常勤医師の募集についてのお問い合わせ(氏名)」

採用ページに件名の指定があれば、指定どおりにします。返信するときは件名の「Re:」を消さずにそのまま返すと、やり取りが一つにまとまり、担当者が探しやすくなります。

本文には何を、どの順番で書く?

ノートパソコンでメールを書く手元
  1. 宛名 — 「○○クリニック 採用ご担当者様」。担当者名が分かれば「○○様」
  2. あいさつと名乗り — 「はじめまして。看護師の○○と申します。」
  3. どこで知ったか — 「貴院ホームページの採用ページを拝見し、ご連絡いたしました。」
  4. 簡単な経歴 — 職種、経験年数、診療科や担当業務を1〜2文で
  5. 用件 — 応募したいこと、見学や面接を希望すること、添付書類の有無
  6. 希望があれば短く — 勤務開始できる時期、勤務できる曜日・時間帯など
  7. 署名 — 氏名、電話番号、メールアドレス。電話に出やすい時間帯も書くと親切です

志望動機を長く書く必要はありません。詳しいことは履歴書や面接で伝えます。医療事務の志望動機の組み立て方は医療事務の志望動機の記事にまとめています。

添付書類はどう送る?

  • 指定に従う — 採用ページに「履歴書を添付」「郵送」「面接時に持参」などの指定があれば、そのとおりにします
  • 指定がない場合 — 最初のメールで「履歴書・職務経歴書をお送りする方法についてご指示いただけますでしょうか」と確認すると、行き違いがありません
  • メールで送る場合 — PDFにして、ファイル名に書類名と氏名を入れます(例:「履歴書_氏名.pdf」)。本文に「履歴書と職務経歴書を添付いたしました」と書きます
  • 履歴書の様式 — 決まった様式の指定がなければ、市販の履歴書でも構いません。厚生労働省は公正な採用選考のための履歴書様式例を示しており、性別欄は任意記載で、通勤時間・扶養家族数・配偶者などの欄は設けていません[1]。ハローワークのサイトから様式をダウンロードできます[2]

履歴書には住所や生年月日などの個人情報が入っています。送る前に、宛先のメールアドレスが採用ページに書かれたものと一致しているかを確かめてください。

職種別の例文(書き方の見本)

以下は書き方を示すための見本です。そのまま使わず、自分の経歴と応募先の採用ページの内容に合わせて書き換えてください。

看護師の場合

件名:看護師の応募について(氏名)

○○クリニック 採用ご担当者様

はじめまして。看護師の○○と申します。
貴院ホームページの採用ページを拝見し、看護師の募集に応募したくご連絡いたしました。

現在、○○病院の○○科病棟で○年勤務しております。
病棟で身につけた採血・点滴などの経験を生かし、地域の患者さんに身近なクリニックの外来で働きたいと考えております。

○月以降の勤務開始を希望しております。
可能でしたら、応募の前に職場を見学させていただくことはできますでしょうか。
履歴書・職務経歴書は、ご指示いただいた方法でお送りいたします。

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

氏名:
電話番号:(平日○時以降は出やすいです)
メールアドレス:

医療事務(受付)の場合

件名:医療事務(受付)パートへの応募(氏名)

○○医院 採用ご担当者様

はじめまして。○○と申します。
貴院ホームページの採用ページで受付スタッフの募集を拝見し、応募させていただきたくご連絡いたしました。

これまで○年間、販売の仕事で接客とレジ業務を担当してきました。
医療事務は未経験ですが、現在、医療事務の講座で保険の仕組みを学んでいます。
平日の午前(月〜金)に勤務できます。

履歴書を添付いたしましたので、ご確認いただけますと幸いです。
面接の機会をいただけましたら、ご指定の日時に伺います。

よろしくお願いいたします。

氏名:
電話番号:
メールアドレス:

医師の場合

件名:常勤医師の募集についてのお問い合わせ(氏名)

○○病院 ○○ご担当者様

突然のご連絡失礼いたします。医師の○○と申します。
貴院ホームページの採用ページを拝見し、ご連絡いたしました。

医師○年目で、現在は○○病院の○○科に勤務しております(○○専門医)。
○年○月からの勤務を考えており、貴院の○○科での勤務を希望しております。

勤務の形(常勤・非常勤)、当直やオンコールの体制、外来と病棟の割合などについて、
一度お話を伺う機会をいただけますでしょうか。
履歴書は、ご指示いただいた方法でお送りいたします。

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

氏名:
所属:
電話番号:
メールアドレス:

職種ごとの進め方は、看護師・医療事務・医師の直接応募ガイドにまとめています。

送ったあとはどうなる?

  1. 受付の返信 — 書類の送付や面接日程の案内が届きます。返信は、届いたメールにそのまま返します
  2. 書類選考・面接 — 面接の日時は、提示された候補から選ぶか、都合のよい日時を2〜3つ挙げます
  3. 内定・条件の確認 — 採用が決まったら、労働条件通知書(または労働契約書)を受け取り、採用ページや面接で聞いた内容と違いがないかを確かめます。使用者は、労働契約を結ぶときに労働条件を明示しなければならず、賃金や労働時間などは原則として書面で明示することになっています(労働基準法第15条、同法施行規則第5条)[3]

返信がない場合は、迷惑メールフォルダを確認したうえで、数日(土日祝を除く)たってから、同じメールに「念のため、届いているか確認させてください」と短く送るか、診療時間を避けて電話で確認します。

電話で応募するときは何を話す?

手帳を開いて電話をかける手元

採用ページに「お電話でお問い合わせください」とある場合は、電話で応募します。医療機関の電話は患者さんからの連絡にも使われます。診療が始まった直後や、終わる間際など、受付が混みやすい時間を避けると、落ち着いて話せます。採用ページに受付時間が書かれていれば、その時間内にかけます。

電話をかける前に、手元にメモ、カレンダー(予定の分かるもの)、自分の経歴の要点を用意します。

【電話の話し方の見本】
「お忙しいところ失礼いたします。私、○○と申します。
貴院のホームページの採用ページを拝見し、(看護師/受付スタッフ)の募集の件でお電話いたしました。
採用のご担当の方はいらっしゃいますでしょうか。」

(担当者に代わったら)
「看護師の○○と申します。採用ページを拝見し、応募させていただきたくお電話いたしました。
現在、○○科で○年勤務しております。
応募にはどのような書類が必要か、教えていただけますでしょうか。」

(面接日などが決まったら)
「○月○日○時に伺います。持ち物は履歴書と○○でよろしいでしょうか。
本日はありがとうございました。失礼いたします。」

担当者が不在のときは、かけ直す時間を聞くか、名前と電話番号を伝えて折り返しをお願いします。決まった日時や持ち物は、電話を切る前に復唱して確かめます。

参考資料(確認日 2026年10月22日)

  1. 厚生労働省「履歴書の様式例の作成について」(令和3年4月16日 労働政策審議会安定分科会資料) PDF
  2. ハローワークインターネットサービス「履歴書(厚生労働省履歴書様式例)」 PDF
  3. 労働基準法(e-Gov法令検索) 法律/労働基準法施行規則 省令

よくある質問

応募メールの件名は何と書けばいいですか?

「職種+応募+氏名」を入れ、開かなくても用件が分かる件名にします。例:「看護師の応募について(氏名)」。採用ページに件名の指定があれば、それに従います。

履歴書は最初のメールに添付してもいいですか?

採用ページに「履歴書を添付して送ってください」とあれば添付します。指定がなければ、まず応募の意思を伝え、書類の送り方(メール添付・郵送・面接時持参)を確認すると行き違いがありません。

返信が来ないときはどうすればいいですか?

医療機関は診療中にメールを確認できないことがあります。採用ページに返信の目安が書かれていればそれを待ち、書かれていなければ数日(土日祝を除く)たってから、同じスレッドで届いているかを確認するメールを送るか、電話で確認します。迷惑メールフォルダも確認してください。

メールと電話、どちらで応募するのがよいですか?

採用ページに書かれた方法に合わせるのが基本です。「お電話でご応募ください」とあれば電話、応募フォームがあればフォームを使います。複数の方法が書かれている場合は、記録が残るメールやフォームが、職歴や希望を正確に伝えやすい方法です。

応募メールに希望の給与や勤務時間を書いてもいいですか?

どうしても譲れない条件(勤務できる曜日・時間帯など)は短く書いて構いません。給与など細かい条件は、面接や内定後に確認し、最終的には労働条件通知書などの書面で確かめます。

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