メディカルクラークの試験内容と試験時間|受験方法(IBT)・会場・日程・合格基準

公開 2026年10月23日・最終更新 2026年10月23日

結論:メディカル クラーク(医療事務技能審査試験)は、受験資格を問わない試験です。IBT方式(インターネットを使い、試験官がWebカメラで監視する試験)で、毎月、土日を中心に複数回行われます。試験時間は学科50分・実技70分です。学科と実技の得点率がそれぞれ70%以上で合格になり、受験料は8,800円(税込)です。決まった試験会場はなく、個人で受ける場合は自宅などからパソコンで受験します(2026年10月22日に公式ページで確認)。

メディカル クラークはどんな試験?

自宅のパソコンで試験を受ける

正式な名前は「医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)」です。一般財団法人日本医療教育財団が実施しています。医科と歯科の試験があり、合格すると「メディカル クラーク」の称号が与えられます[1]。試験科目には、診療報酬の請求事務に加えて、患者接遇(患者さんへの応対)が入っているのが特徴です。この記事では、医科の試験を中心に説明します。

試験の概要(医科)

項目内容
受験資格問わない
受験方法IBT方式(インターネット試験・試験官による監視あり)
日程毎月。土日を中心に月に複数回
試験時間学科50分、実技70分
参考資料学科・実技とも見ることができる
受験料8,800円(税込)。クレジットカードかコンビニ払い
申込期間試験日の1か月前から1週間前まで
合格基準学科・実技の得点率がそれぞれ70%以上

出典:日本医療教育財団「試験概要」[2]。2026年10月22日確認。

試験内容は?学科と実技で何が出る?

学科と実技の2科目です。解答は、画面に入力するか、選択肢から選ぶ方式です[2]。

  • 学科(50分) — 医療事務の知識を問う問題が60問。〇×か択一の選択、または入力で答えます
  • 実技(70分)・患者接遇 — 2事例
  • 実技・診療報酬明細書の作成 — 出来高請求のレセプト(診療報酬明細書)を2症例
  • 実技・点数の計算 — 基本診療料と特掲診療料の項目ごとの計算が15問
  • 実技・点検 — 1日分の外来会計の点検と、病名との突き合わせが2症例

2026年8月度以降の試験は、2026年6月1日時点で施行されている診療報酬などに基づいて出題されます[3]。教材を選ぶときは、この時点の点数に対応しているかを確認してください。

試験時間は何分?

学科が50分、実技が70分です[2]。実技は患者接遇、レセプト作成、点数の計算、点検の4種類がまとまっているので、参考資料のどこに何が載っているかをすぐ引けるようにしておくことが大切です。

試験会場はどこ?自宅で受けられる?

在宅受験の机の準備

IBT方式のため、決まった試験会場はありません。受け方は2通りです[4]。

  • 個人受験 — 自宅などから受験します。1人で静かな環境(個室など)で、ほかの人が同じ空間にいない場所が条件です。試験官がWebカメラで監視し、当日はパソコンの画面共有の確認と、カメラで周囲360度と机の上の確認があります
  • 団体会場受験 — 学校のパソコン教室などで一斉に受験します。教育機関に限られ、学校が事前に団体受験校の申請をします。監視は原則として学校の先生が行います

本人確認には、申し込みのときに登録した身分証明書を使います[4]。

受験に必要なパソコンと環境は?

  • パソコン — ノート型かデスクトップ型。タブレット・スマートフォンでは受験できません
  • OS — Windows 11かMac OSの最新版を推奨
  • ブラウザ — Google ChromeかMicrosoft Edgeの最新版のみ
  • Webカメラ — 個人受験では必須(内蔵か外付け)。スマートフォンのカメラは使えません
  • マイク・スピーカー — 申込方法のページには、マイク・スピーカー機能のあるパソコンが必要と書かれています。イヤホンとヘッドセットは使えません
  • 通信環境 — 上り・下りとも5Mbps以上を推奨。Wi-Fiやテザリングより有線接続を推奨

申し込みの前に、公式サイトの「Excert受験環境テスト」で自分のパソコンが使えるかを確かめられます。試験画面の操作を試せる体験版も用意されています[4][5]。

日程と申し込みはいつ?

試験は毎月、土日を中心に月に複数回行われます。具体的な日付は、日本医療教育財団の試験日程のページで確認します[6]。

  • 申込期間 — 試験日の1か月前から1週間前まで
  • 申込先 — 申込画面「Excert」から申し込み、候補の中から日時を選びます
  • 満席のとき — 時間枠が表示されません。試験日の1週間前までは変更ができるため、枠がまた表示されることがあります

日程は追加されることもあるので、最新の情報は公式サイトとExcertで確認してください。

合格基準と結果の確認方法は?

合格基準は「学科試験および実技試験の各々の得点率が70%以上」です[2]。どちらか一方が70%に届かなければ不合格になります。

結果は、学科・実技の2科目が終わると試験結果の画面にすぐ表示されます。1科目だけ受けた場合は表示されません。合格した場合は、結果の画面から合格証書がPDFで交付されます[2]。

試験の準備はどう進める?

付箋の付いたテキストと時計
  1. 出題の範囲と点数の時点を確認する — 2026年6月1日時点の診療報酬に対応した教材を選びます
  2. 参考資料を引く練習をする — 紙のテキストとノートを見ながら解けるので、点数表のどこに何があるかを覚えておくと時間内に解きやすくなります
  3. 体験版と環境テストを済ませる — 当日に機器のトラブルで困らないよう、早めに確認します
  4. 受験日を決めて逆算する — 申し込みは試験日の1週間前で締め切られます

独学と通信講座のどちらが向いているかは医療事務の資格は独学で取れる?にまとめています。メディカル クラークを目指す講座には、次のようなものがあります[7]。

勉強しながら応募先も探す

医療事務の資格は民間資格で[8]、資格がなくても応募できる求人もあります。採用直行便の医療事務向けページから地域の病院・クリニックの公式採用ページを開き、「未経験可」かどうか、業務の範囲を確かめてください。受験予定であることは、応募書類で具体的に伝えられます。

参考資料(確認日 2026年10月22日)

  1. 一般財団法人日本医療教育財団「医療事務技能審査試験(メディカル クラーク)」 https://www.jme.or.jp/exam/mc/
  2. 一般財団法人日本医療教育財団「医療事務技能審査試験(メディカル クラーク)試験概要」 https://www.jme.or.jp/exam/mc/outline.html
  3. 一般財団法人日本医療教育財団「日本医療教育財団各種試験の対応報酬点数等について」(2026年8月) PDF
  4. 一般財団法人日本医療教育財団「IBT方式について」 https://www.jme.or.jp/ibt/index.html
  5. 一般財団法人日本医療教育財団「試験申込方法」 https://www.jme.or.jp/exam/application/index.html
  6. 一般財団法人日本医療教育財団「試験日程」 https://www.jme.or.jp/exam/schedule/index.html
  7. ニチイ「医療事務講座(医科)」 https://www.e-nichii.net/iryo/iryojimu/
  8. 一般財団法人日本医療教育財団「Q&A」 https://www.jme.or.jp/qa/index.html

よくある質問

メディカルクラークの試験会場はどこですか?

決まった試験会場はありません。IBT方式(インターネット試験)で、個人受験は自宅など、ほかの人がいない静かな個室からパソコンで受験します。学校のパソコン教室で一斉に受ける団体会場受験もありますが、教育機関に限られ、学校が事前に申請します。

スマートフォンやタブレットで受験できますか?

できません。ノート型かデスクトップ型のパソコンが必要です。ブラウザはGoogle ChromeかMicrosoft Edgeの最新版に限られ、Webカメラも必要です(2026年10月22日に公式ページで確認)。

参考資料を見ながら受けられますか?

学科・実技とも参考資料を見ることができます。机の上に置けるのは紙のテキスト・ノート、電卓、筆記用具で、受付のときは机の左側にまとめて置くよう案内されています。

合否はいつわかりますか?

学科・実技の2科目が終わると、試験結果の画面に結果が表示されます。合格した場合は、結果の画面から合格証書(PDF)をダウンロードできます。

受験資格はありますか?

受験資格は問われません。講座を受けていなくても、独学で受験できます。

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